第73章

見送った後、アリシアは休みに戻るか、それとも実験室へ行くかで迷い――迷うまでもなく後者を選んだ。

冗談じゃない。彼女は言いつけを守るだけの「いい子」ではない。公爵夫人が自分を案じてくれているのは分かるが、今の彼女はまったく疲れていなかった。日が暮れるまで実験室で戦える。

実験室では、魔導機械腕の組み立てがすでに大半まで進んでいた。

彼女が作っているのは、人の腕の形をした一本の義手ではない。伸縮自在の機械ユニットが八本、中央に八角形の制御箱。全体としては、どう見ても八本脚の蛸――そんな姿だった。

この機構の原案者いわく、着想はとある小説に登場する「超悪役」から。だから運用もそのまま、小...

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